位置の目安

肘を90度に曲げた時にできる横じわの、親指側の端のくぼみが目安です。上腕骨外側上顆と橈骨頭のあいだにあたります。

押し方

  • 反対の親指の腹で、5秒押して5秒緩めるを3回繰り返します。
  • 肘のくぼみに向かって、垂直にゆっくり圧をかけます。
  • 息を吐きながら押すと響きが深まります。
  • 左右どちらも同じように行います。

東洋医学での見方

曲池は大腸経の合穴であり、五行でに属する重要な経穴です。古典では「清熱・調腸」(熱を冷まし腸を整える)の代表穴とされてきました。

東洋医学で大腸経は顔面・口・歯にも通じる経絡とされ、曲池はこの経絡の気を整える要の場所と捉えられます。上半身の熱や炎症のサインに広く応用されます。

現代的な見方

曲池は上腕骨外側上顆のすぐ前にあり、長橈側手根伸筋・腕橈骨筋の起始部にあたります。テニス肘の好発部位そのものです。

支配神経は橈骨神経(C5-T1)。深く刺激すると前腕外側に響きが広がります。

筋膜連鎖の観点では、Superficial Back Arm Line(浅背腕線)Deep Back Arm Lineの合流点にあり、上肢全体の張力が集まる場所です。

研究面では、曲池への刺激と上腕外側上顆炎(テニス肘)・血圧調節に関する報告が積み上がっています。

注意

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の急性期は強く押さないでください。痛みが続く場合は医療機関にご相談ください。