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COLD SENSITIVITY

冷えと鍼灸

手足の先・下半身・お腹まわり―
冷えの現れ方は、人それぞれ違います。

手足が冷たくて眠れない、夏でも靴下が手放せない、
お腹や腰まわりがいつもひんやりする――「体質だから」と、
冷えをやり過ごしてきた方も少なくありません。
このページでは、冷えを身体全体の流れの中でどう捉えているか、
鍼灸でどう向き合っていくかをお話しします。

HOW WE SEE IT

症状の捉え方

西洋医学の視点

冷え症は、末梢の血管が収縮して血行が滞ることが主な背景とされ、自律神経のバランスの乱れや、女性ホルモン(エストロゲン)の低下などが関わると考えられています。40歳以降、特に閉経後に頻度が高くなる一方で、若い女性にも多くみられます。冷え方によって、下半身型・四肢末端型・内臓型・全身型といったタイプに分ける考え方もあります。また、心臓や血管、甲状腺などの病気が背景にある冷えもあるため、冷え以外の症状にも目を向けることが大切とされています。

東洋医学の視点

東洋医学では、身体を温める力(陽)と冷やす力(陰)のバランスの偏りとして冷えを読み解きます。気の不足(気虚=エネルギーが足りない状態)が進み、温める力が弱まった「陽虚(ようきょ=身体を温める力が不足した状態)」と、寒い環境や冷たい飲食物によって冷やす力が強まりすぎた「陰盛(いんせい=冷えの性質が勝った状態)」が代表的な背景です。さらに、冷えて血の流れが滞ると「瘀血(おけつ=血の巡りが滞った状態)」を生み、痛みやこりにつながることもあると考えられています。同じ冷えでも、原因と背景は人によって大きく異なります。

WHAT ACUPUNCTURE DOES

鍼灸でできること

冷えの背景に合わせて、温める力を補う「温陽(おんよう)」、身体に入り込んだ寒さを散らす「散寒(さんかん)」という考え方で、全身の気血の巡りを整えていきます。冷えはお灸との相性がよいとされる領域のひとつで、ご自宅でのお灸をセルフケアとして取り入れていただくこともあります。病気が背景に疑われる場合は専門の医療機関への受診をおすすめし、必要に応じて医療機関での治療と並行しながら、冷えに振り回されにくい状態を目指していきます。

OUR APPROACH

はりのじかんでの向き合い方

まず、どこが・いつ・どんなふうに冷えるのか、服装やお食事、入浴や睡眠の様子まで、ゆっくり伺うところから始めます。冷えは「体質だから仕方ない」と思われがちですが、温める力が弱っているのか、巡りが滞っているのかによって、向き合い方は変わってくると考えています。鍼灸とあわせて、日々の過ごし方の中でできる無理のないセルフケアも一緒に考えていきます。

SELF CARE AT HOME

ご自宅でできること

01
飲み物は温かいものか、常温のものを
冷たい飲み物や、冷蔵庫から出したばかりの食べ物は、身体を内側から冷やす一因と考えられています。飲み物は温かいものか常温のものを基本にして、火を通した温かい食事を心がけてみてください。
02
軽い運動で、熱をつくる習慣を
身体を動かすと気血が巡り、筋肉が熱をつくってくれます。ストレッチやラジオ体操、歩幅を少し広げたウォーキングなど、息が上がらない程度の運動を毎日の中に挟んでみてください。
03
羽織るものを1枚、そばに置く
寒い季節はもちろん、夏の冷房も冷えを招く一因になります。カーディガンやストールを1枚常備して、服装でこまめに体温を調節してみてください。汗をかくほどの重ね着は、かえって冷えにつながることもあるため気をつけたいところです。

※ ツボの位置は数ミリで別のツボに変わるため、本ページでは図示していません。
ご来院の際に、お一人ずつお身体に合わせてご案内します。

※ 動悸・息切れ・むくみを伴う、片側の手足だけが白く冷たくなる、左右対称のしびれや感覚の鈍さがある、体温そのものが低いといった場合は、心臓や血管・甲状腺などの病気が背景にあることもあるため、まず医療機関での受診をおすすめしています。

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陽虚タイプ 気虚タイプ 瘀血タイプ
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冷えの背景にある体質は人それぞれ違います。
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