この記事でわかること

はじめに

病院で検査しても「異常なし」。
でも、なんとなく体が重い、疲れやすい、
頭がぼんやりする、やる気が出ない——。

そういう「なんとなく不調」に悩んでいる方は
少なくないのではないでしょうか。

「どこが悪い」とはっきり言えない分、
なかなか対処もしづらい。
そのまま後回しにしてしまうこともあると思います。

東洋医学には、こうした「はっきりしない不調」を捉えるための
視点があります。
今回はそのひとつをご紹介します。

「なんとなく不調」の正体

東洋医学では、体の不調を「どこかが壊れた」という捉え方より、
「体のバランスが崩れている」「流れが滞っている」と
考えることが多くあります。

わかりやすい例のひとつが、「気(き)の滞り」です。

気は体を動かすエネルギーのようなもの。
この流れが滞ると——

こういった症状が出やすいと言われています。

「どこが悪いか」ではなく、「流れが滞っている」という視点で
見ていくのが東洋医学的なアプローチです。

気が滞りやすいのはどんなとき?

気の流れが滞りやすい状況として、
東洋医学では以下のようなことが挙げられることが多いです。

ストレス・感情の抑圧
怒りや不安、悩みを抱え込みやすいとき。
「感情と気は密接に関わっている」と東洋医学では考えます。

長時間同じ姿勢が続く
デスクワークや長時間の運転など、体を動かさない時間が続くとき。
気は「動くことで巡る」と言われています。

睡眠不足・休養不足
体が回復する時間が不足している状態が続くと、
気の消耗・滞りにつながりやすいとされています。

季節の変わり目
特に春は「気が動き始める」季節とされており、
体がその変化についていけずに不調が出やすいことがあると言われています。

日常でできること

「気を整える」というと難しそうですが、
日常の中でできることはいくつかあります。

体を動かす時間を作る
ウォーキングや軽いストレッチなど、
気持ちいいと感じる程度の運動が
気の巡りに良いと言われています。
激しい運動でなくても大丈夫です。

深呼吸を意識する
気は「呼吸」とも深く関わるとされています。
ゆっくりと深い呼吸を1日に何度か意識するだけでも、
体の緊張がほぐれることがあります。

悩みを書き出す
頭の中でぐるぐると考え続けることが気の滞りにつながることがあると
言われています。
紙に書き出してみると、気持ちが整理されやすくなることがあります。

睡眠の質を大切にする
気の回復は、睡眠中に起こると考えられています。
眠る前のスマートフォンを控える、就寝時間を一定にするなど、
睡眠の質を意識してみてください。

注意: セルフケアは補助的なものです。症状が強い・長期間続く場合は、医療機関への受診をご検討ください。

おわりに

「なんとなく不調」は、軽く見てしまいがちですが、
体からの「少し整えてほしい」というサインかもしれません。

東洋医学的な視点では、
不調が大きくなる前に、日常の中で少しずつ整えていくことを
大切にしています。

「なんか最近調子が悪いな」と感じたとき、
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。